2001-01-12から1日間の記事一覧

余談

それにしても、人の心を掴む要素を多種多様に含んでいることにおいて、麻雀というゲームは実に優れています。1、最善手は難しくてわからず、2、乱数が導入されており、3、賭けを主眼としており、4、意図的に最善手以外の選択肢を選ぶ戦略があり、5、ド…

メタ最善手問題

以上のようなことをふまえた上で、まだ遊んだことのない新しいゲームを見たときに、 「このゲームにも最善手はあるはずだ。それがわからない最初のうちはこのゲームは面白いが、わかってしまえば面白くなくなるだろう。確かにこのゲームは、最善手問題に対し…

ドラマ性をもたせる

この手法は、最善手問題をそもそも問題視しません。明らかに最善手問題を抱えているようなゲームでも、単調さを打ち破る方法はあります。すなわち、ゲームにストーリーをつけることによって、それをドラマチックなものとするのです。RPG要素のあるボード…

意図的に最善手以外の選択肢を選ぶ

これは、ゲーム自体ではなく、そのプレイヤーが取る対処法です。最善手を選ぶことは事務的な作業であり楽しくない、ならばそれ以外の選択肢をとればよい、というのはまったく合理的な解決と言えます。自分の達成目標を独自に定め、それを満たせるかどうかと…

賭けを主眼とする

言ってしまえばギャンブルです。ポーカーやダイスゲーム、引きの比重の強いカードゲームなどが代表ですが、賭けるものは金銭や物質的なものに限らず、勝利の喜びを精神的な報酬であると考えてもよいです。上手くいく確率が高い選択肢よりも確率が低い選択肢…

乱数を導入する

これが、今回もっとも考えるべきところが多い難しいところです。そもそも、乱数を導入することは、最善手を回避していることになるでしょうか。 結論から言うと、なりません。どれほど複雑なランダム要素があろうとも、勝利につながる確率のもっとも高い選択…

最善手はあるのだが難しくてわからない

囲碁、将棋、チェスなどがこれです。よいと思われる無数の手があり、あるものは他よりもよいが、最もよい手はわからないこれらのゲームは、最も優れたゲームたちであると言えるでしょう。しかしその反面、このようなゲームは高度になりすぎてしまってプレイ…

ボードゲームにおける最善手問題とメタ最善手問題

ひところ、自分の求める面白いボードゲームがどういうものかを見失いつつありまして、面白いと確かに知っているゲームでも遊びたいと思わなかったり、未プレイのゲームを見ても面白そうに思えなかったりしていました。どうやら、いろんなゲームが単調に感じ…