ドラマ性をもたせる

 この手法は、最善手問題をそもそも問題視しません。明らかに最善手問題を抱えているようなゲームでも、単調さを打ち破る方法はあります。すなわち、ゲームにストーリーをつけることによって、それをドラマチックなものとするのです。RPG要素のあるボードゲーム、フィギュアやガジェットの多いボードゲームなどが、ストーリーを楽しみの主眼に置いたゲームと言えるでしょう。シミュレーションゲームがまさしく“シミュレート”を重視することや、ミニチュアゲームにおいては臨場感が素晴らしい魅力となることも、それらが出来事の展開のドラマ性を楽しむゲームだからでしょう。
 もちろん、TRPGに行ってしまうという選択肢も常にあります。