ブロックスの戦略
僕がとても好きなゲーム、ブロックスについて戦略の考察をしてみます。まだ叩き台程度です。異論、反論、ご意見など大歓迎です。
前提:二色での争いが良い
まず言えることは、あるスペースを囲い込んで自分の色でそこを独占しようという作戦は大変に効率が悪いということです。大きな理由は二つあって、まずブロックスのルールの性質上他の色を締め出すのがとても難しく手間がかかること、そして自分のブロック同士が辺で接してはいけないために結局囲ったスペースの半分しか利用できないことです。
三色以上の争いとなると、各者の思惑が重なり、とても状況をコントロールできません。
そこで二色です。辺で接してはいけないルールはある色のブロックの周りに空白を生むため、二色ならばかなり仲良く盤面を埋めていけるのです。
そういう前提で、では何をどう狙っていけばいいのでしょうか。
*本論
つまり、自分は各方面で二色の争いを繰り広げ、他の三人のプレイヤーには三つ巴で闘ってもらうのが戦略的目標だといえます。
さて、とりあえず各プレイヤーがなんとなく盤面中央でぶつかると仮定します。そうすると、盤面がざっくりと四つのスペースに分割されます。自分から見て、右手前、右奥、左手前、左奥です。左右手前には自分のブロックをある程度置けると思ってよいでしょう。左右奥は置くために努力が必要でしょう。ここで、狙いが二つできます。
狙い1:左右の手前スペースを2色の争いにする。つまり、自分と右プレイヤー、自分と左プレイヤーの争いの場にする。
狙い2:左右の奥スペースを3色以上の争いにする。自分が参与できればなおよし。
この二つの狙いを満たすためには次の三点を考えねばなりません。
・右プレイヤーを左手前に入れない。
・左プレイヤーを右手前に入れない。
・正面プレイヤーを左右手前に入れない。
この三点を心掛けることによって、狙い1と2の達成へと向かいます。そして以上を踏まえて、僕はブロックスで最も優先すべきは正面のプレイヤーの妨害ではないかと考えています。正面のプレイヤーが左右手前に入ってくるのを妨害しつつ、左右手前が二色or三色、左右奥が三色or四色、という状況を生み出すことで、総合的に優位に立てると思うのです。
その他の考察。
・嘆きの壁
「嘆きの壁」とは僕が考えたブロックスの序盤の定石です。名前がカッコイイところにその価値があります(笑)。
初手、第二手で
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と置き、左右の交通を防ぐのと同時に、残りがちな五マスの棒を処理します。これだと中央に達するのが一マス分遅れるので、
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とするバージョンもあります。
これらは右に向かってますが。左に向かうほうが良いかもしれません。
・WXY
「WXY」はゲーム仲間のKNさんが考えた定石です。
第三手までで
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と置き、左右の交通を遮断すると同時に、自分が左右に伸びていくための角を多く作ります。
・中心を目指さない戦略?
とにかく伸びたブロックを使って最速で中心を目指すというのが、序盤ではほぼマストの戦略ではないかという気が僕はします。が、以外とそうしない人が多いのが不思議です(上のWXY等もそうですね)。序盤に中央に伸びない戦略をとる理由がなにかありますでしょうか? ご意見お待ちしてます。
いろいろと、無意識に当然だと思ってしまっていることを書けていないような気もしますが、とりあえずはこれで叩き台にしてみようかと思います。また何か思いついたら書き足します。