ゲームの概要

 このゲームのカードはクリプトカード(ヴァンパイア)、ライブラリーカード(手札になるカード)に分けられています。この二つは背の色も異なり、別々の二つの山札となります。また、各プレイヤーはブラッドカウンターを30個持っています。この貯えをプールと呼びます。プールはプレイヤーの体力であり、メトセラとしての影響力、支配力、また血そのものも表します。これが0になると負けです。
 各プレイヤーは、山からクリプトカードを引いてきて、裏向きで自分の前に並べます。そして、自分のプールからブラッドカウンターをそれらのクリプト(ヴァンパイア)に与えます。ある程度のブラッドを受け取ると、各ヴァンパイアは表向きになり活動を始めます。もちろん、その分自分の体力(プール)が減ってしまうので、どれくらいのクリプトを起こして働かせるかは加減をしなければなりません。
 なぜヴァンパイアを起こすのかというと、ゲーム中で行なわれる活動の多くはそれらのヴァンパイアによって行なわれるからです。つまり、例えば他のメトセラを攻撃する場合、これはメトセラ(プレイヤー)が直に手を下すのではなく、そのプレイヤーに操られるヴァンパイアが攻撃をおこなうのです。攻撃を受けるほうも、防御するために配下のヴァンパイアにそれをブロックさせねばなりません。また、手札の多くもヴァンパイアによって使われます。
 各プレイヤーの手番は、アンタップフェイズ、マスターカード(プレイヤー自身が使うカード)を使うフェイズ、ヴァンパイアがカードを使うフェイズ、まだ起きていないヴァンパイアを山札から呼んだり血を与えたりするフェイズ、要らないカードを捨てるフェイズ、からなり、これが終わると手番が次のプレイヤーに移ります。