2-1、オーバーキルの問題と過剰な死ににくさの問題

 高ポイントの兵士が弱い相手を攻撃したとき、たとえそれで相手が死んでも、損をしているのは攻撃側です。なぜなら、弱い相手はそこまで強い攻撃でなくても死ぬので、いわば「攻撃力が余っている」ことになります。つまり、そこまでの強い攻撃力にポイントを払っているのにそれが使い切れておらず、無駄になっているのです。
 また、高ポイントの兵士は、タフだったりライフポイントが多かったりして、死ににくいです。そこに、弱い攻撃が来たとき、たとえそれを弾き返したとしても、不利なのは防御側です。オーバーキルと同じ理屈で「防御力が余っている」ことになってしまうからです。ライフポイントが多い兵士が、ゲーム終了時にライフポイントを多く残してしまっているのもやはり無駄です。