1-1、接近戦用の部隊に接近戦をさせる

 接近戦用の部隊が、敵に近づく前に撃たれて減っていく事をできるだけ避けます。敵にたどり着く前に死んだ接近戦用の戦力は、「何もしていない」わけで、「ポイントの無駄」です。これは非常に当たり前なので、直感的にもわかりやすいでしょう。
 しかしながら、撃たれないように移動するために時間をかけ、最後の最後に接近戦に持ち込みさえすればいいというわけでもありません。敵にたどり着くためにかかる途中の時間というのはこれもまた無駄なのです。ある部隊が、最後に一回だけ敵を殴るのと、もっと早く接近戦に突入して三回殴るのとでは、ずばりその部隊の働きに三倍の違いがあります。
 つまり、撃たれないように、かつできるだけ早く敵に接触し、できるだけ多くの回数殴る、というのが目標です。
 そこから逆に、敵の接近戦部隊は、接触される前に撃って減らすか、減らせなくても、射撃で牽制して近寄らせないようにすべきであることがわかります。