ステルスとインターセプト、選挙

 ゲーム上重要なのが、ステルスとインターセプトです。ステルスとは、行動を発見されないようにする隠密性、インターセプトとは、人の行動を発見し妨害することです。これらは1ステルス、2ステルスや、1インターセプト、2インターセプト、という風に数値で表わされ、カードによって増減します。行動側のステルス値と同じがそれ以上のインターセプト値で妨害すれば、その行動は失敗し、行動側と妨害側で戦闘が発生します。
 また、選挙という行動があります。ヴァンパイアの中でも強力なものは、ヴァンパイアの社会の中での発言力を持っています。選挙は様々な議題のカード(プレイヤーAのプールを減らしてプレイヤーBのプールを増やす、など)を提出することによってなされます。投票権を持つヴァンパイアたちの多数決によって、その議題は可決されたり否決されたりします。一方で、上記のインターセプトによって、議題の提出それ自体を妨害することも可能です。
 これらを組み合わせて、「ステルスで見つからないようにブリードする」「それをインターセプトで妨害して戦闘する」「自分から戦闘をしかけて相手のヴァンパイアを減らしてからゆっくりプリードする」「多くのヴァンパイアを並べていっせいにブリードする」「議題の提出を妨害されないようステルスを使って選挙をする」「敵の投票権を持つヴァンパイアを戦闘で倒してから選挙をする」「強力なヴァンパイアを並べて、強引に選挙を可決し、妨害された場合も戦闘で相手を倒す(ただし強力なヴァンパイアを複数使うのはプールがとても減る)」など様々な戦略が考えられます。

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