2-4、制限時間とゲームの規模

 ほとんどのゲームには、ゲーム終了の制限時間、あるいは決められたターン数があります。右の議論も、制限時間があることを前提にしています。どちらかが全滅するまでというルールで闘うならば、少数精鋭の不利は解消されます。十分な時間があるのなら、攻撃力が余っていることも防御力が余っていることも大きな問題ではなくなり、少数精鋭の部隊には敵を端から順に全部倒すことが可能だからです。
 また、敵も味方も少ないポイントで部隊を編制する小規模なゲームをする場合には、部隊の行動にかかる時間が短くなり、殲滅戦になりやすくなるので、相対的に言ってゲームの制限時間が長い場合と同じ効果を持ちます。
 制限時間が長いゲームや、小規模のゲームになるほど、少数精鋭の部隊は相対的に強さを増していくでしょう。