僕がドイツゲームが微妙だと思う点──デザイナーと闘う?

 ドイツゲームをやっていて、いくつかの選択肢があるんだけどあれを選べばいいかこれを選べばいいかわからない、すごく悩ましい場面などに出くわして、思わず「くそ〜、○○○o○め〜」などと呟いてしまったという経験は誰にでもあると思います(伏せ字部分にはゲームデザイナーの名を自由に入れて下さい)。
 かくいう僕もそういう呟きをくり返しくり返しくり返ししていたのですが、ある日その言葉を呟いた途端に一つの疑問が湧いたのです。「あれ? 俺の相手は他のプレイヤーたちじゃなかったのか? なぜ俺はデザイナーと闘っているんだ?」と。
 一度そう思ってしまうと、そのデザイナーのゲームに限らず、他のドイツゲームのプレイ中にも同じ疑問が湧く場面はけっこうある事に気付かされました。
 悩ましさというものはプレイヤーがプレイヤーに突きつけるものであるべきじゃないでしょうか。ある種のドイツゲームでは、プレイヤーは並んでデザイナーと闘っていて、誰が一番上手く闘うかを競ってるような気がします。これはなんだかちょっと妙だと思うんです。

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